雨音のする画廊

水彩絵具の思い出

 

今年は秋が早いのかと喜んでいたら、
最近妙に暑い日が続く。
八月に暑いのは当たり前、九月の暑さもまだ我慢する。
しかし、十月に入ってもこう暑いと、ちょっといらいらしますね(苦笑)。



さて、
文章とは恐ろしいもので、
ごく日常的なものであっても、
けっこう書き手の年齢や性別、人となりまで明らかにしてしまうことが多い、と経験上思っている。


そう言う私は、ブログ上の文章と絵の感じからして、そこそこの歳の男性…だと思われていないだろうか。

基本的に、絵づらにかわいさが欠けているうえに、
好きなものがジャズに落語、漱石と百閒、近代建築、鉄道…とくれば誰だってそうおもうだろう、と思う。


しかし、申し訳ないことに、筆者はいちおう30代・女性です(笑)



そういうわけで、私の同年代かすこし年上の友人知人には、
小学生かそれ以上のお子さんがあるひとが結構いる。

そして私の職業柄、「子どもの絵」について話を聴くことが時々あるのだ。



ある奥さんは、
自分の娘さんに絵を習わせたことがある、と言った。
「ちょこっと素敵なイラストが描けるようになれればいいな」と思ってそうしたのだが、
そこの先生は、幼児の絵の可能性を最大限に引き出す、というような方針を持っていたため、
子どもがしんどくなってしまった、のだそう。


そういう場合は、と私が思った。
お母さん自身が、ちょこっとイラストを描けるようになればいいのですよ。

「ちょこっと素敵なイラストを描く」ためのレッスン本…が最近はかなり出ている。
しかし、それはおとな向けの発想なんです。子ども向けの教室でそんなのは無い。

お母さんがやってみたら、小さい女の子はかならず真似したくなります。


私が見ても、可愛くてとても素敵なお母さんなので、
ぜひ、母娘でセンスを共有してほしいなぁ、という気持ちになった。




ところで今の小学生は、
どんな画材を使っているのだろう?


自分が小学生だったころ、
学校でのあてがいぶちの、
「水彩えのぐ」はあまり好きでなかったことを思い出す。

こどもには最適だったのかもしれないが、
描いた画面がちょっと粉っぽくマットになるのが気に食わなかったらしい。生意気ですね(笑)


中学生になってやっと、小学校で支給されていたのは「不透明水彩」だったことを知り、
透明水彩の魅力に気付かされた。





DSCN1289.jpg
▲今もって、透明水彩には惚れっぱなし




…学生時代を終わって、
いちおうプロとなって久しい今でも、
写真の水彩絵具=ホルベイン画材の透明水彩には、ずっとお世話になりっぱなしである。



小学生には、画材の向き不向きの話など早いかもしれないけれど、
ある描き方が向いてなさそうだからといって結論を急ぐのは、それこそ早い。


その子の表現には合っていない、というだけかもしれません。








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  1. 2014/10/03(金) 01:10:56|
  2. 未分類

プロフィール

猫足

Author:猫足
京都生まれ、本業は工芸デザイン。
なのに趣味も絵。われながら不健康だと思います。


〔筆者近況〕

先日、帰りが遅くなり急いで歩いていたら、
「あたらしい餅」
と書かれたのぼりが立っていた。

そりゃ古いよりはいいだろうけどさ、
…とよく見ると、
「みたらし小餅」だった。

こんな調子でいろいろ誤解してないか心配である。

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