今年はなんだか、秋が来るのが早いように感じる。
一昨日は「スーパームーン」で、
通勤の帰りに見上げた月は、確かにここしばらく見なかったような冴えざえしい光を放っていた。
夜間の照明が、蝋燭やたいまつくらいしかなかったころ、
どんなにか月明かりは明るく感じられたことだろう。
そんなことを考えられるのも、
つまりは涼しくなって、頭に余裕ができたからなんですね(笑)
さて、遅ればせながら先月末に、
京都・三条
le club jazzでスケッチさせていただいたライブの話を…。
このライブの頃はものすごく忙しかったので、
悠長にスケッチをしている場合ではなかったはずなのだが、
ルクラブでは大変に珍しいデュオとあって、とにかくなんとかして駆けつけたのだと思う。
▲ピアノ×ベース、ありそうで無い編成のライブ
「ああ、(無理して)来て良かった」
心からそう思えるような素晴らしいデュオだったんですよこれが。
珍しく、
中央の列のテーブルに陣取って描いた。
▲木畑晴哉氏(p)
実は、木畑さんの演奏を聴くのは数年ぶり。
そのころ聴かせていただいていたのはヴォーカルの入った編成だったのだが、
こうしてデュオで聴くと、「天才」ってこういうかたのことを言うんじゃないかという気が凄くするのだ。
描くにもプレッシャーを感じずにはいられなかったが、
木畑氏は絵を見てまず「…おれ、猫背!!」(笑)
そうなのである。
しかしこれが、
格好いい猫背というべきか、
奏でる音と一緒にピアノにめり込んでしまいそうなかんじで、
なかなかに絵になるスタイルのように見えたのだった。
▲荒玉哲郎氏(b)
…しばらくこのブログを読んでくださってるかたならお馴染みですね。
関西№1の引っ張りだこベーシストさんです。
いつも思うのだが、
ベース好きの私がガン見していて、
演奏のフォームが飛びぬけて綺麗なのが荒玉さんなのである。
腕が人より長いんじゃないか、そう疑ったけれど、
そんなことないよと笑っておっしゃる。
…確かにそんな異常な長さではない。
以前にも書いたが、荒玉さんのベースはすごく「肩が張った」形をしているので、
それを無理なく弾きこなそうとして独特の美しいフォームが出来たのではないか。
「ベースの質感がいいなあ」と絵を撮影していかれた荒玉さん、
この日も、面白いベース豆知識をいろいろ教えていただきました。
なによりも、
「やっとこのベースに慣れてきた」とおっしゃったことに驚愕。
フランスで生まれてから百年余り、
荒玉さんのもとに来て十数年…
そういう世界があるのだと、素直に感動。
アナログの楽器って、深いですね。
テーブルクロス代わりの紙に描かせてもらっているので、どうしても写すときに腕の影などが入ってしまいます、
すみません。
…それにしても、
ルクラブほどゆったりくつろげるライブスポットを、私はいまだに知らない。
で、マスターにまた猫写真をいただきました(笑)
それはまた別の記事として公開させていただきます。
そりゃもうかわいいんだから!!
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- 2014/09/11(木) 23:48:03|
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