FC2ブログ

雨音のする画廊

ちょっとそこまで:島原、その2



近頃食べる機会のおおい食材というと、やはり菜の花です。
歯ごたえ、ほのかな苦み、色合い、
どこをとっても春の野菜の主役ですね。


こないだは、きのこと一緒にトマトスープに入れて、カマンベールチーズをちぎって放り込みました。
ハーブソルト、白ワイン、粗びき胡椒で味付けして、オリーブオイルを回しがけ、
煮え過ぎないところをいただきます。

チーズに凝縮されていたうまみが行きわたって、
手抜きなのに美味しいっ!(*´∀`人 ♪

シメは、速ゆでのショートパスタを入れて、美味しいスープを残さず堪能~♪


コンソメスープにカマンベールを丸ごと放り込む衝撃の鍋レシピを見かけて、
適当にアレンジしました。

同僚によると、厚切りベーコンや、レンジでチンしておいたじゃが芋など入れてもすごく美味しいらしいです。


特にワインの好きなかた、ぜひお試しください(^-^)/






…なんの話でしたっけ。

そうそう、
前回の続きで、島原をぶらぶら散歩していたのだった。


角屋から出てきて、コーヒーが飲みたい気分になったので、
さっき気にしつつも通り過ぎた喫茶店に入ることにした。



DSCN1952.jpg
▲入るのにそこそこためらうかもしれない風格



「きんせ旅館」さん。



戸口まで近づくと、「カフェ営業中」と書かれているのだけれど、
ほんまに?と疑ってしまうくらいに静かである。


引き戸を開けて入ってみる。



DSCN1990.jpg



ステンドグラスに意表を突かれるも、やはり静かで、ひとの気配はない。
ふと横を見ると、
「IWASHI COFFEE」と書かれた看板のようなものがある。

いわしコーヒー。
…いささか不安を覚えつつも、写真に写っているガラスのはまった扉を開けると、
タイムスリップしたかのような喫茶室がそこにあった。



DSCN1985.jpg



気圧される、とはこういうことを言うのか、
先客のかたがたも心なしか小声で談笑されているようだった。




DSCN1987_20170329224147260.jpg
▲大正ロマンの妖しい雰囲気をそのままに



「ランチのメニューはありませんが、よろしいでしょうか」と丁寧に訊かれてから注文したコーヒーを、のんびり待つ。

この雰囲気のなかにくつろいでいるのがなんだか楽しくて、待つあいだにもネットなんか見る気にならない。


しばらくしてコーヒーが運ばれてきた。
何も下調べせず、しかも「いわしコーヒー」…

…これが、ほんとに美味しかった。

私はコーヒーが大好きだけれど、後味に嫌な酸味の出るものは苦手だ。
この日いただいたコーヒーは、なんと言ったらいいのか、

ああすみません。コーヒーの味の書き表わしかたがわからない。

とにかく、それはきりりと全力で「美味しいコーヒー」でありながら、
あの、美味しさの代償でもあるかのような酸い後味が全くと言っていいほどなかったのだ。

良い日本酒は水のようだ、とかいうのを思い出した。




DSCN1984.jpg
▲なぜか、ドラムセットのスツールらしきものが見える



…いろいろ気になるので、
カウンターの向こうにいらした寡黙そうな、でもお洒落な雰囲気のマスターにお話を聞いてみた。



DSCN1986.jpg




この建築そのものは200年以上経っているけれど、このカフェ部分の内装はやはり大正時代に手を入れたものだとか。

さすがに洗面所やお手洗いにまではカメラを持ち込もうとは思わなかったのだが、
その扉やドアノブ、流しなど、
いちいち撮りたくなるくらい素敵で、大切に使われている。
(写真は許可を得てから撮っています)

基本、カフェ&バーだけど、時々ライブがある(音楽のジャンルはいろいろ)。


そして、件の「IWASHI COFFEE」だが、
じつは豆の焙煎屋さんの名前で、
この建物内の、カフェの隣のスペースでお仕事をなさっている(!)らしいのだ。

焙煎も淹れ方も、両方が素晴らしいのだろうと思う。


ちなみに、「いわし」というのは、村上春樹の小説に出てくる猫の名前なんだとか…
「ぼくは読まないので、分からないんですけどね」。
マスター、私もです。




不定期開催のライブも気になるけれど(メニューにはお酒もある)、
とにかくコーヒーが好みの味なので、絶対また来よう。

ごちそうさまでしたを言って、カフェを後にした。




前の記事でも書いたが、この辺りは職場からそう遠くないところで、
こんな旅行者気分で歩いているのがわれながら不思議である。


五条通に出ると、ちょうどいつも乗る路線の市バスが来たので飛び乗って帰った。



「近場だけどよく知らないところ観光」
なんだか愉快なので、おすすめ致します(* ´ ▽ ` *)





DSCN1953.jpg
▲島原にあった、なかなか良いトマソン物件

















関連記事
スポンサーサイト
  1. 2017/03/31(金) 22:31:17|
  2. 京都

プロフィール

猫足

Author:猫足
京都生まれ、本業は工芸デザイン。
なのに趣味も絵。われながら不健康だと思います。


〔筆者近況〕

夜間によく吠えてうるさかった近所の犬が、
しばらく屋内にしまわれていたのだが、
最近、外の犬小屋に戻ってきた。

彼は、このひと夏で何か学習したのだろうか。


しばらく観察します。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (69)
絵 (67)
京都 (27)
音楽 (30)
本 (5)
服装 (5)

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR