雨音のする画廊

そして誰もいなくなった



台風10号の影響で、奇妙なほど涼しい、雨音しか聞こえない夜です。




今使っているこのブログサービスには「トラックバックテーマ」というのがあるらしく、
そのテーマに沿って書いて、何かに参加できるようになっている(←どうなるのか分かっていない)。


ちょうど今、
「あなたのリフレッシュ方法は?」というテーマが画面に表示されている。


私にもリフレッシュ方法はいくつかあるけれど、
最も説明しにくいのが「誰もいないところに行く」というものだ。


もちろん、もっと田舎に行けば「誰もいない」なんていうところはいくらでもある。


そうではなくて、
街中で、
ひとが来るようになっている施設に誰もいない、という瞬間を捕まえるのである。

それが美術館・博物館なら最高です。
もっと規模の小さいギャラリーでもいい。

図書館とか駅の通路とかでもいい。




DSCN1491.jpg
▲在りし日の、神奈川県立美術館





記憶にあるうちで一番規模の大きい「誰もいないところ」は、
大阪は天保山の、いまはなきサントリーミュージアムで、
「20世紀の夢 モダン・デザイン再訪」という展示をしていたときだった。

モダニズムというのは一般的に興味を引きにくい展示テーマだし、
しかも「モダン・デザイン」ということで、陳列物には絵画や彫刻のような「一点もの」感もうすい。


確か平日に早退させてもらって行ったと記憶しているが、
それにしても誰もいなかった。



豊富な展示内容にわくわくしながら、
しかし自分の靴音だけがいやに響く。

係員さんも、どの部屋にもいるというわけではないようだった。





…そういうのは、その時点で「楽しい!」と思うとは限らないのだが、
なにか妙に印象的な体験となって残る。


ひととき、日常から切り離されたポケットのような空間に入りこんで、
結果としてリフレッシュできるということになるようだ。






このところの残暑と忙しさとにすっかり参っているので、
そろそろ、「誰もいないところ」に行きたいなあ、と思っています。





TS3G0295.jpg
▲京都市内のとあるギャラリー。準備中













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  1. 2016/08/29(月) 22:56:52|
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プロフィール

猫足

Author:猫足
京都生まれ、本業は工芸デザイン。
なのに趣味も絵。われながら不健康だと思います。


〔筆者近況〕

先日、帰りが遅くなり急いで歩いていたら、
「あたらしい餅」
と書かれたのぼりが立っていた。

そりゃ古いよりはいいだろうけどさ、
…とよく見ると、
「みたらし小餅」だった。

こんな調子でいろいろ誤解してないか心配である。

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