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雨音のする画廊

素朴な遊び、いつまでも



先回のエントリーで、
はっきり思い出せないおもちゃについて書いたのだけれど、
嬉しいことに、読んでくださったかたより正解をいただいた。

「スピン・ドクター」という商標名が付いていて、
二股に分かれた金属製のレールを、軸が磁石になっている円いコマが回転して動いていくものだ。

(「あ、それ知ってるかも」と思ったかたは、「スピン・ドクター」で画像検索してください)

レールというか金属の棒だが、それはU字型になっていて、
コマは先端まで行くとぐるりと戻ってくる。

検索でヒットした画像の元は、
やはりこのおもちゃがずっと記憶にあって、偶然ある店でこれに再会、入手したというかたのブログだった。


そして正解を教えてくださったのは、
当ブログに何度か登場いただいている写真家・無花果少年こと吉村さん。
コマの回転によるずっしりとした手応えを、今も覚えていらっしゃるとのことだった。



そうなのだ、
私も、どんなものだったかおぼろげに思い出すさらにその前に、
その感触だけを思い出したのである。

(そういうわけで、円いものがレールを「滑る」と書いていたのは厳密には間違い。「転がる」が正しい)




で、大事そうに書いているが、このおもちゃは君にとって、なんかの役に立ったのか。
と訊かれるとしたら、
とたんに返答に詰まってしまう。


しかし、玩具というのはそういうものだろう。
ただ、感覚を引き出し、伸ばしていく。
どちらの方向にか、
それは後になってみなければわからない。


この「スピン・ドクター」は、おそらく2番目に古いおもちゃの記憶で、
私が覚えている限り一番古いものは、
指や筆に水をつけて描くと線が現れる、画板のようなものだ。
赤い画面と青い画面があったような気がする。
(これなんかは、むしろ今の自分に直結しているようだけれど…)


もう少し遊びが高度になってくると、
はっきり向き不向きがあらわれてくるだろう。



そういえば、
少し前になるが、こんなかたにお会いしたのだった。


RSCN1364.jpg
▲「飄々とした感じがよく似ている」と、絵を見たかたが言ってくださいました



ルクラブジャズで演奏されていた、塩入基弘氏(ds)。
(スケッチの画像で失礼します)


実際にお会いするのははじめてだったのだが、思わず、
折り紙で有名な塩入さんですよね」とごあいさつしてしまった。
あちこちでうわさをお聞きしてたもので…。


「折り紙ってねえ、
順番にきちんと折っていけば必ず同じ形が完成するのがイイんですよ」
というようなことをおっしゃったと思う。

面白いなあ、と思った。
折り紙の高度なやつというのはほんとに難しい。
だけどきっちり正しく作っていけば必ず、ひとつしかない正解にいきあたる。
…なんかそれ、数学っぽくありませんか。

私はこどものとき折り紙がどっちかというと苦手だった、
そうして算数も苦手だった(笑)
やっぱり絵を描くのがいちばん好きだったのだが、
これには正解というものが無い。
少々おかしくても「味」とか言えるし(おい)




好きな遊びにはやっぱりひとりひとりの適性があらわれるのだと思う。

どんどん進化するゲーム機で遊ぶのもいいけれど、
素朴な遊びがいつまでも残っていてほしいものだ。






DSCN1359.jpg
▲この日のスケッチ。
左から、藤井さん(tp)、角田さん(p)、中嶋さん(b)、塩入さん(ds)。すごく素敵なセッションでした






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  1. 2015/03/01(日) 21:47:13|

プロフィール

猫足

Author:猫足
京都生まれ、本業は工芸デザイン。
なのに趣味も絵。われながら不健康だと思います。


〔筆者近況〕

夜間によく吠えてうるさかった近所の犬が、
しばらく屋内にしまわれていたのだが、
最近、外の犬小屋に戻ってきた。

彼は、このひと夏で何か学習したのだろうか。


しばらく観察します。

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