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雨音のする画廊

観察スケッチ:トレンチコート



訳あって、ただいま多忙を極めております。


なかなかブログの編集ページを開く気にもなれないが、
こんなときこそちょっと息抜き。

なにかきちんとまとまったことを書こうとか思っていると、
ブログを続けるのは無理ですよね。

どんなに些細だとしても、すてきなことや面白いことに目ざとくありたいものです。




さて、
さいきん「フランス人は10着しか服を持たない」という本がベストセラーになっているらしい。

アメリカ人女性がフランスの上流の家庭にホームステイしたときの印象記、というようなものらしいが、
これはタイトルの付けかたがうまいなあ…(原題は「マダム・シックから学んだこと」)。


私は立ち読みすらしたことがないのだが、
amazonのレビューを見たら、評価が見事に二分されていて面白かった。


自分が読んでいないのだからこれ以上のコメントはできないが、
モノが増えるのが嫌い・ていうかあれこれ買う余裕もない、
となると(私のことだが)、
洋服の買い物には当然慎重になる。

流行に左右されにくい定番こそ、
結局はいちばん良い買い物になるのだろう。



私は、好きだった本や映画、音楽の影響もあって、
ずっとクラシックなスタイルが好きだ。

トレンチコートはその代表格。

私は特にブランド物を持っているわけでもないが、
こればかりはとにかく着慣れないとさまにならない、
定番と言われながらも難しいアイテムだという気がする。



先日、寒い朝に自転車で信号待ちしていると、
コートを羽織るように着た年配の男性を見かけた。




img049.jpg




とくになにかがお洒落で目立っていたというわけではない。

肩に掛かったビジネスバッグもごく普通の黒いものだった。
何が格好良く見えたんだろうか、と考えて、

そうか、姿勢だ。


うろ覚えの適当なスケッチでは分かりにくいが、
(半白の髪だという以外にろくに顔も見ていない)
寒くて背を丸めがちなひとの多い中で、
まるでトレンチを肩で着るようにきりっと姿勢良く立ってらしたのだと気づいた。


流行だのブランドだの、服の数がどうのという前に、
まずは姿勢の良さが見栄えの良さに直結しているのかもしれない。


もうすこし寒さが緩んで、またお馴染みのトレンチコートを着られるようになったら、
私もちょっと気をつけてみよう。






信号が変わって、やはり姿勢正しく颯爽と歩いていった紳士を見て、
そんなふうに思った。













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  1. 2015/02/13(金) 23:33:45|

プロフィール

猫足

Author:猫足
京都生まれ、本業は工芸デザイン。
なのに趣味も絵。われながら不健康だと思います。


〔筆者近況〕

よく乗るバスが某女子大を通るので、
そこの学生のファッションを観るのが面白い。

夏の終わりからファーの帽子を被っているかと思うと、
秋が深まっても素足に短いソックスを履いている。

ああ、
外気温に左右されないのが若さというものだ。
…としみじみ思う傍観者です。

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