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雨音のする画廊

作品は、やっぱり作者に似てしまう



めずらしく早起きした休日の朝です。


早起き自体苦手なのだが、
近頃はもう「喘息の出ない朝」のほうが少なくなっているのだから、
こんなすっきりと起きられたのは久しぶりかもしれないヽ(´∀`)ノ

休日とは言え仕事しなければならないわけだが、
平日と違って多少出勤時間も自由なので、
のんびり片づけなどもしつつ、PCに向かっています。



さて、
昨日とある所でごく小さな作品を見て頂く機会があったのだが、
「あなた、すごくこの絵に似た雰囲気があるね」と言われた。

日常、いろんな作家さんの作品を見ていらっしゃる目の肥えたかただと思うので、
たぶんその通りなのだろう。


作品は作者に似る
というのは私も普段からなんとなく感じていたことで、
それはグループ展などに出かけると特によく分かる。


絵でなくても、写真でもなんでもそうだ。

「おおらかな感じ」
「繊細で神経質」
「母性的なやさしさ」
「都会的」


…などなど、
ほんとにざっくりした第一印象でしかないが、
作者ですと名乗られたときに「あ~なるほど」と思えることが多くて、面白い。



「こんな作品をつくりそうな雰囲気」を、作者は滲み出させているものらしい。




ちなみに、
筆者が似ていると言われたのはこの絵。




img132-1 (3)




キャンソン・ミ・タントにオイルパステル、

「逃げないけど、まだ慣れてない」猫。





…言われてみればそうかもしれない。
人見知りっぽさが。


うん、気を付けよう(何を)




















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  1. 2018/10/08(月) 08:47:09|

初秋雑感



毎年のことなのだが、
暑さが収まって秋の気配がしはじめると、妙に忙しくなる。

小口の受注や、問い合わせ、
小下絵やサンプルの制作などが急に増えるのである。

人や物が動く時期といえばまず春だが、
実感としては、初秋も同じくらいにせわしない。



このところ体調が良くなく、
寝ているか慌ただしくしているかのどちらか、という両極端の日々。
さっきまでこの机には、遅い夕食の皿と絵皿が並んでいた(´`;)

間違えて絵具を口に入れ、筆に醤油やハーブソルトを付けるのも時間の問題であろう(いや画材はだいたい毒





img131_20180926225547640.jpg






そんなときに限って、どうでもいい記事を書きたくなるものだ。


つい先日、駅前通りを歩いていて、
空き家になったままの店舗にふと目が行った。

ここは、昔私が子どもの頃によく買い物をしていた文房具屋さんだったのだ。

「買い物」といっても、子どものそれはたかがしれている。
(今さらだが、筆者はいわゆる「ロスジェネ」ど真ん中の世代ですよ)


つるっと光沢のある表紙の「ジャポニカ学習帳」を買うとき以外は、
単価が10円、20円のものがメインだった。


注)ジャポニカ学習帳について。「昆虫の写真」にクレームがついて表紙に採用されなくなり、完全になくなったのが2012年のことらしい。
私は特に虫が好きなわけではないが、
印象に残っているのは「昆虫の写真」ばかりであるのはどうしたことか。
「花に擬態するカマキリ」を知ってるひと、手を挙げて!



さて、
駄菓子屋でもないのに、10円20円で何を買うかというと、
「モール」、「チョーク」、
そして「ロウセキ」が主なラインナップだった。


ロウセキ、
つまり「蝋石」なのだろう。

それで何をするかというと、
地面に絵を描くのである。


当時住んでいた小さな家の前は、あまり車が入ってこない舗装道路だった。
そこに描く。


ロウセキにはわずかに鈍い透明感があり、硬く、カドが立っていて描きやすかった。

チョークは白以外の色があって楽しいけれど、
断面が丸いのが物足りないし、手に粉がつくし、減りが速かった。


せいぜい小学校低学年までの遊び、
何を描いたかなんてまったく覚えていないが、
不思議にあの素朴な画材の質感、描き心地はしっかりと記憶に残っている。


いつの頃からか、そんなふうに自由な絵が道路に描かれているのを見ることはなくなった。


…単なる郷愁以外の何物でもないし、
小さな子たちだけで、夕暮れ時まで道ばたにしゃがみこんでいるのは、昨今いろんな意味で良くないかもしれない。



しかし、
五感を駆使するアナログの体験が、ひどく減っていなければいいと思う。




まあ、
道に絵を描いてたことが後々何か役に立った、なんてことは全くないんですがね(´∀`;)









  1. 2018/09/27(木) 23:02:13|
  2. 未分類

ペットボトル・ランタン



朝晩が涼しくなり、少し過ごしやすくなりました。


「シルバーウィーク」…
秋の大型連休のことだが、定着してるんでしょうかね?

「プレミアムフライデー」と同じくらいに、印象が薄い気がする(´∀`;)

(月末の金曜って!早上がりとか!ありえへんから!!←筆者談)


…そんなんあったよね、
という年月の地層に埋もれてゆくのかもしれないが、どうだろうか。


そういえば、筆者はこないだ銀行で「二千円札」という単語を聞いて、盛大にハッとしましたよ。



そんなん、あったよね~(゚∀゚)




忘れられてゆく物事のほうが多いのは致し方ないし、
「忘れる」ということがなければひとはおかしくなってしまうのかもしれないけれど、

災害の記憶が忘れられて、教訓が生かされないのは悲しいことだ。




いったいに、京都は台風の被害を受けにくい土地柄で、
筆者はここに生まれ育って、「台風で気象警報が出たから休校」という経験がほぼなかった。


近畿に強い台風がやってきたとき、
テレビのニュースは、和歌山県の海辺などから臨場感あふれるレポートを届けたあと、
「京都・三条大橋です」と言って中継を切り替える。

…微風、小雨。

台風関連のニュースの中の京都はいつでも「小休止」だった。


それが、数年前から様子が違ってきはじめた。
近くの嵐山が大きな被害を受けたのは記憶に新しい。


そして今回の台風21号である。

例によって喘息を発症したので朝のうち休んでいたのだが、
会社から「今日は昼から休業にする」と連絡が入った。

そして徐々に強まった風は、これまで経験したことのないものだった。
体調は良くないのだが、とにかく物音が恐ろしいので寝ていられない。
ラジオを聴きながら不安な数時間を過ごした。


幸い私のところでは停電も断水もなかったのだが、
あちこちで見聞きするに、今回のはほんとに、
京都が台風の恐ろしさを知った日
…ということになるのではないかと思う。

沖縄や九州、その他台風の被害を受けやすい地域のかたがたは、
毎年こんな経験をしておられるのだろうか?



9月半ばを過ぎ、
台風シーズンも終わり…と思いたいが、それはまだわからない。

そして、地震に「シーズン」はない。


防災関連の情報が飛び交う中、こんなのを試してみました。



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(警視庁警備部災害対策課公式Twitterより)


「ペットボトル・ランタン」


非常時になくてはならない懐中電灯だが、光は一方向に収束してしまう。
辺りをぐるっと照らす明かりが必要なときに、これは役に立つかもしれない。



水を入れたペットボトルを懐中電灯の上にセットするというだけのものだけれど…


RSCN2236_20180907233539ec9.jpg




懐中電灯でなく、
ラジオに付属した非常用LEDライトの明かりに載せてみただけだが、
これはかなりいいかもしれない。

乱反射によって拡散された明かりが眼に柔らかい。


ろうそくや、「ツナ缶ランプ」も緊急時には助かるものだろうが、
できることなら火の気はないほうが安全である。


そして、非常用のアイデアにこういう感想を持つのはいわゆる「不謹慎」というやつなのかもしれないけれど、

水の揺らめきを透過した明かりって、不思議に綺麗ですね。





もう、災害について誰も、「ここは(自分は)大丈夫」、とは言えなくなった。


それなら防災用品も、より魅力的に進歩してしかるべきだろう。
こんなに素敵なら欲しい、普段から使いたい!と思わせるようなモノ、ですね。

実際、そういう方向に進んでるのじゃないかな。



それと同時に、
身の回りにあるもので非常時を乗り切る、
こういう情報を発信してもらえるのはほんとにありがたいな、と思うわけです。





今年の夏が、秋風とともに忘れられて、
災害の記憶が無駄になりませんように。







  1. 2018/09/18(火) 22:50:09|
  2. 未分類

雑談についての一考察



そう、
盆休明けの週末だけが、奇跡のように涼しかったのだ。


日射しは強かったけれど湿度が低く、風が爽やかで、
急に空気が透明になったようだった。


(いやいつだって透明なんだけど、
真夏の京都の空気は、よどんで生き物の気配のしない水溜りみたいになるんですよ)



…あの三日間はなんだったのだろうか。

あっという間に残暑が湿気とともに戻ってきて、
気をゆるめていた心身を疲労させる。





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▲画像を掲載しなおした記事から、「錆びた壁面Ⅰ」の一部分



壁紙にこういう変な塗装をしたら面白い、かもしれない。







…さて、今週のはじめ、
人見知りのくせに、「接待」でお客様との食事の席に出動してきた。


筆者みたいな者が行って、業務上特筆すべき効果があがるわけではない。


だけどいつだったか同僚が言うことには、
「猫足さん、雑談ができるからたすかる」。




…私は人見知りゆえに「雑談力」をみがかなければならなかったのだ。
もともと喋れてたら苦労しませんわな(`∀´)



雑談力とは、
失礼にならない程度での「質問力」、でもあると思う。


相手が話したいことを掘り下げるようにして、たくさん話していただくと、
こちらもいろいろ知識を得られて楽しいし、
もちろん話し手も「楽しかった」という印象を持ってくださる、というわけである。

むろん質問が「詮索」にならない程度に留めなければならないのは言うまでもない。
自分が訊かれて嫌なことはひとに訊いてはならないのだ。



生来、他人になんの恐れも気後れも感じないひとだったら、
こんなに気を遣わなくても済むだろうし、
そもそも、話がはずまなくて気まずい感じになろうと、
相手が気を悪くしようと構わない(というか、気付かない)のかもしれない。




だから、
むしろ人見知りであるほど雑談力は磨ける、ということになる。


同類の皆さん、頑張りましょう。











  1. 2018/08/29(水) 20:58:47|
  2. 未分類

今日の絵葉書:錆びた壁面Ⅱ



「ダブル台風」、
何日も前から、身体がその大気のひずみを感知して、
私は毎朝のように喘息発作を起こしていた。


そして深夜の今、窓の外で、二つめの台風の雨風が猛っているところだ。



台風で喘息が悪くなるというのは広く観察されている事実なのだが、
こういうのはなかなかひとに分かっては貰いにくいもので、

「台風、逸れるみたいやで?」
…などと言われてしまって終わることがある。


そうじゃなくて、台風が発生して天気図のはるか遠くに登場したあたりで、
もう身体はそれを感じ取っているのだ。

自分でも「なんでやねん!」とつっこみたくなるのだから、
ひとに呑みこんでもらえないのは当たり前だと思わなければならない。




喘息という奇妙な病気への理解はともかくとして、
大きな被害が出ないように願う夜です。







今日の絵葉書、
またどこかの壁が錆びかけている。





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焦げ茶色のキャンソン、ミ・タントにオイルパステル、色鉛筆。







  1. 2018/08/23(木) 23:29:29|
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プロフィール

猫足

Author:猫足
京都生まれ、本業は工芸デザイン。
なのに趣味も絵。われながら不健康だと思います。


〔筆者近況〕

夜間によく吠えてうるさかった近所の犬が、
しばらく屋内にしまわれていたのだが、
最近、外の犬小屋に戻ってきた。

彼は、このひと夏で何か学習したのだろうか。


しばらく観察します。

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